Memory(メモリ)増設1> 2 > 3 iMacでFax
iMacでFaxの送受信ができます。意外と知らない人が多いのではないでしょうか? iMac、OS PantherからFax機能が搭載されました。ノドボトケのiMacはPanther世代なのでモデムポートを使ったFaxの送受信が可能です。
Tiger世代以降には、モデムポートが付いていないためApple USB モデムを別途購入する必要があります。Fax送受信の手順を説明します。固定電話があることを前提としています。IP電話でのFax送受信もできるようですが、ここでは紹介していません。
●モジュラケーブル×2本(長さは任意)
●電話2分岐アダプタ
モジュラケーブル(電話回線)を2分岐アダプタを使い一方はiMacのモデムポートへもう一方は固定電話へ接続する。
白いモジュラケーブルは、iMacのモデムポートへ接続し、グレーのモジュラケーブルは、電話機に接続します。
iMacのモデムポートへの電話回線接続は、ダイアルアップ接続でインターネットするときと同じです。
〈ポイント〉下から2番目がモデムポートです。ここに2分岐アダプタから白いモジュラケーブルを差し込みます。現在は、ADSL回線や光回線を使用している場合が多いのでこのモデムポートをインターネットに使用する人は少ないと思います。ノドボトケもADSLなので今までこのポートは使っていませんでした。
電話機にはグレーのモジュラケーブルを接続します。
(a)ファクス受信に関する設定をする
左上のりんごマーク→「システム環境設定」→「プリントとファクス」→「ファクス」とクリックするとファクスの設定画面が開きます。ここでファクス受信に関する設定をします。
〈ポイント〉自分のファクス番号(自分の電話番号)を入力します。
(例)012-345-6789
メールの送信先を設定しておくとファクスをメール受信できます。
(c)ネットワークポート設定
「システム環境設定」→「ネットワーク」をクリック、表示のポップアップメニューから「ネットワークポート設定」を選択し、内蔵モデムのチェックを外しておきます。これでモデムポートがインターネット用として使用されることはありません。
受信したファクスは設定画面で指定した場所にPDF形式で保存されます。ファイル名は「Fax from相手の電話番号.pdf」です。ファイルはプレビューで開くことができ、印刷もできます。内容を確認して必要ならばプリントすればよいので用紙も無駄になりません。
ファクス送信はプリントダイアログから行います。
テキストエディット、AppleWorks6、iWorkなどプリントダイアログが表示されるものはすべてファクス送信できるようです。
ノドボトケは、AppleWorks 6で文書を作成し、ファクスします。それでは書類完成後から送信まで紹介します。
(a)プリントダイアログを表示させる
「ファイル」メニューから「プリント」を選択します。プリントダイアログが表示されます。次に「PDF▼」をクリックしメニューから「PDFをファクス…」を選択します。
(b)続いて表示されるダイアログで詳細設定を行う
続いて表示されるダイアログで、宛先の電話番号(例)03-1234-5678、件名などを入力します。
そのうえで「ファクスの表紙」と書かれたポップアップメニューで項目を選択しながら細かい設定をします。特に「モデム」の画面で電話回線の種別(トーンかパルスか)の設定を忘れずに行います。
〈ポイント〉トーンかパルスかを知るには?
電話をかけるとき ダイヤルの音が「ピポパ」としたらプッシュ回線(トーン)「ジーッ、ジーッ」としたらダイヤル回線(パルス)です。また、このとき「プレビュー」ボタンをクリックするとプレビューのウィンドウが表示され文面の確認ができます。
確認後、「ファクス」ボタンをクリックして、送信完了です。
上記手順をふむことにより電話とFaxが使用可能となります。しかし、回線は先着が優先されるので電話機が留守電になっているとそちらに回線が取られファクス受信できないケースもあります。また逆に、普通の電話がかかってきたときにファクスに回線を取られてしまうケースもあります。これらのケースを避けるには、留守電を解除しておく必要があります。また(a)の受信設定画面で「ファクスを着信するときに応答するまでの呼び出し回数」を少し多めに設定する必要があります。とはいえファクス受信の際は、予め送信元の相手と申し合わせておくのが現実的な使い方です。
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