iPod FMトランスミッターについて
ノドボトケは、FMトランスミッター選びに3度失敗をしています。そのことについてここではお話しします。
1度目は、Princeton社の製品、PCK-FMIP で、シガレットライターソケットを電源とし、iPodのDockへ接続するもので同時に充電もするというものでした。この製品は音質は非常に良かったのですが、iPodのバッテリーを劣化させるという致命的な問題がありました。
このトランスミッターを接続しながら使うと充電が連続的に行われるため、元々のバッテリー充電耐用回数を使い切ってしまうのです。ノドボトケのiPodはバッテリーがみるみる劣化していきました。完全に充電してもすぐに赤のインジケータになってしまいます。 iPodをカーオーディオ専用にして車に乗せっ放しにするならまだいいかも知れませんが(そんなわけにはいきませんよね、曲を入れ替えなくてはならないわけで…)。とにかくこの製品を使う限りiPod内蔵のバッテリーは確実に使い物にならなくなります。今だにこの製品は欠陥品だと思っています。
これではまずいと2番目に購入したのがKensington社製の製品、Pico FM Transmitter for iPod です。前回の経験から充電機能付きのトランスミッターは怖かったので、iPodのバッテリーを使うトランスミッターにしました。シンプルなデザインにも惹かれました。しかし、正常なパフォーマンスが得られず返品しました。今思えばこのときすでにiPodのバッテリーがかなり弱まっており、トランスミッターを駆動させるだけのパワーさえなかったのだと思います。ですから製品が悪いのではありません。ここに至ってappleサポートへ連絡しiPodのバッテリー交換を依頼しました。
3番目に購入したのが、Audio technicaの製品、AT-FMT8 です。もはやDock接続も何となく心配になってきたノドボトケは、ヘッドホン端子接続のものにしようと考えました。
そうすれば接続におけるバッテリーへの干渉はいっさいありません。これは、Dock接続のような良い音質は得られませんでしたが、安心して使うことができました。しかし、使っていくうちにコードとトランスミッター本体の接続部分が切れ始めました。そのうち、断線による接触不良と見られるガリ音や一時的に音が途切れるなどの現象が現れ始めました。
こうして、4度目にしてたどりついたのが現在使用中のSONYのDCC-FMT3 です。使用方法はAudio technica AT-FMT8と同じです。これは、一年以上使用していますが、丈夫で音質もAT-FMT8よりずっと良いです。コードも柔軟性があり断線といった現象は全くありません。今のところ何の不満もありません。自信を持ってお勧めできます。さすが、SONYだと感じます。
購入価格を合計すると新しいiPod nanoが買えてしまいそうです。FM トランスミッターについては、その製品についてのレビューなどよく参考にして選ぶことをお勧めします。